2017年次甑島大会 申し込み開始のお知らせ

「2017年次 日本島嶼学会甑島大会」を下記の要領で開催いたします。会員の皆さまの参加をお待ち申し上げます。

*詳細および申込方法等は、添付の「実施要項」にて御確認ください。
(実施要項:PDF)
(様式等:PDF ・ DOC)

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・テーマ・主旨
テーマ:甑島で考える島嶼の問題と未来展望

主 旨:甑島列島は、本土と近距離にありながら交通手段が海上交通に限定されるなど隔絶性が高く、また、国境離島や海洋離島的性格を併せ持ち、かつて2万人台を維持していた人口が今や5千人弱と4分の1にまで激減するなど典型的な過疎の島である。さらに宗教弾圧、圧政、生活苦など様々な苦難を経験するなど、従来の離島苦をすべて凝縮内包する。その一方で、甑島は、逆にその隔絶性から、自然や歴史と民俗の宝庫とされてきた。列島周辺海域は豊富な水産資源に恵まれ、海岸線の地形や奇岩は観光の目玉となり、小さな島にも関わらず城主と武家が存在し、武家屋敷や古武道が今に残る。2009年には下甑島のトシドンがユネスコの無形文化遺産に登録されるなど世界的に注目される民俗文化を有するほか、毎年開催されるアクアスロンや文化フェスタなどの様々なイベントは多くの観光客を呼び込む。さらに、漫画やアニメの舞台としても知られるなど島の持つポテンシャルは極めて大きい。日本島嶼学会第1回年次大会のエクスカーション(1999年8月)はこの甑島で行われた。学会創設20周年という節目を目前にして、当学会を、島嶼の様々な過去と未来のポテンシャルを凝縮した甑島で開催するということは、日本の島嶼の課題を見据え、未来を展望する上でも大きな意義があると言える。

・開催期日  2017年9月1日(金)から3日(日)
・開催場所  薩摩川内市里公民館および薩摩川内市里定住センター(いずれも薩摩川内市里町里、上甑島)

9月1日(金)出前講座、エクスカーション(島内)、理事会
9月2日(土)シンポジウム、研究発表、総会、懇親会等
9月3日(日)研究発表、エクスカーション(クルージング)

・連絡先
日本島嶼学会甑島大会2017
tousho2017koshiki@gmail.com
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