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新型コロナウイルス禍にかかわる会長メッセージ(2021.07.12付)

新型コロナウイルス禍にかかわる会長メッセージ

 新型コロナウイルスに感染された方々に心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早いご回復をお祈りいたします。全国的にワクチン接種が軌道に乗りつつありますが、大都市圏では感染者数がふたたび増加の兆しを見せております。ワクチン接種が順調に進んでいる島もありますが、それでも全国の島では感染者が散発的に発生しています。島の医療基盤は脆弱で、1人の感染によって島の全機能が麻痺する事態ともなりかねません。

 来訪を予定されている皆さんには、事前の検温と体調管理をお願いします。感染防止には、マスク着用や三密回避など基本的な感染防護策の徹底に努めることが何より重要です。体調が優れない時には、来訪を思いとどまることも必要です。島ごとに、あるいは島内の地域ごとにも状況は異なります。来訪時には各島の行政・地域団体の要請にご協力ください。島でも普段と同様、感染防護措置を講じてください。

 感染が収束しないなかで島に行ってよいのか,私たちも大いに悩み,議論しました。コロナの蔓延は,島にとって致命的です。しかしコロナを恐れるあまり,必要な来訪や島外からの供給を過度に制限することも,島の暮らしを破壊します。私たちは「命か暮らしか」の二者択一ではなく,両立的に「命も暮らしも」と考えます。いかなる対策をとっても,感染リスクをゼロにすることはできませんが,島に行く皆さんは,リスク低減の方策を講じなければなりません。

 島は海に囲まれた孤立的な環境で、人の往来が限られます。それは従来、島のハンディキャップとされてきました。しかし、孤立的な島の環境では、感染者のいないクリーンな状況が比較的維持されやすく、人の移動が激しい本土の大都市圏と比べて、相対的に安全な空間が形作られます。ハンディキャップとされていた島の隔絶性・孤立性が、コロナ対策ではむしろ有利に働きます。しかし、だからこそ、他の地域と同等以上の対策が必要であることを肝に銘ずるべきです。

 島の特性を踏まえ、不要不急の来訪ではないことを前提に、日本島嶼学会は以下のメッセージを発出します。

島に行くなら

1.来訪先の島(大きな島の場合には来訪する市町村)で、来訪前の14日間に感染者が発生していないこと

2.来訪者は2回のワクチン接種を受けるか、来訪前7日以内にPCR検査または抗原検査を受け、陰性であること

上記項目についてご検討ください*。

* これらは、内閣官房『新型コロナウイルス感染症の”いま”に関する11の知識』に基づき提示しました。(https://corona.go.jp/proposal/pdf/chishiki_20210604.pdf)

 これらは完全な防護策ではありませんが、感染リスクを大幅に低減できると思われます。ウイルスに怯え、島に行くのを断念することは、大切な人と会ったり、重要な機会を逸することにもなります。島に行く皆さん全員が守るべきマナーとしてお勧めします。島での感染情報は,島の自治体や都道府県のホームページから確認できます。

 日本島嶼学会は、「島」を研究する専門家集団として、島の皆さんとともにコロナ対策に取り組んでいきます。ワクチン接種が順調に進み、心配なく島に行ける時が、一日も早く訪れることを祈ります。

2021年7月12日

日本島嶼学会 会長 可知 直毅

本件に関する問合せ先:日本島嶼学会 副会長 須山 聡(mars@komazawa-u.ac.jp

2021年次気仙沼大島大会(9月3日〜5日)

会員の皆様
大変お待たせしておりました「2021年次気仙沼大島大会(9/3-9/5)」の実施要項をお届けいたします。

*06/25 誤字修正のため、実施要項を差し替えました(0623版→0625版)。内容自体は同一です。


【実施要項】20210625版(PDF)

・気仙沼大島大会ではエクスカーションおよび懇親会は実施いたしません。
・一部のプログラムを対面とオンラインの併用で開催予定です。

・新型コロナウィルスの感染状況によっては変更等が生じる場合がありますので、日本島嶼学会ウェブサイトおよびニュースレター(7/15発行予定)でご確認ください。

*参加・発表申込

以下に各種様式を掲載いたします。実施要項に従って手続きをお進めください。

【様式1】発表申込書・要旨見本(docx)

【様式2】参加申込書(docx)


*重要な締切日

7月26日(月):大会参加・発表の申込期限、発表要旨の提出期限

7月30日(金):大会参加費等の支払い期限


*お問い合わせ先

日本島嶼学会2021年次気仙沼大島大会実行委員会

〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉149 宮城教育大学 溝田研究室付

E-mail: nissology2021 at gmail.com

(お問い合わせ・ご連絡はメールでお願いいたします)


(再掲:ダウンロードリンク)

助成公募のお知らせ:五島列島ジオパーク構想にかかわる調査研究・普及啓発事業

五島列島ジオパーク推進協議会が、五島市域・五島列島南部で学術研究をおこなう研究者(中・高教員や高校生~大学院生も含む)を対象に、調査・研究および普及・啓発事業に対する助成提案を募集しています。


【助成額】
・調査・研究助成:1件あたり30万円以内
・普及・啓発事業:1件あたり5万円以内


【募集期間】
・調査・研究助成:2021年6月3日〜6月30日
・普及・啓発事業:2021年6月3日〜6月30日と2021年9月15日〜10月29日の2回(重複申請不可)


詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.city.goto.nagasaki.jp/s009/010/010/010/040/160/20210602134650.html

日本熱帯生態学会大会(JASTE31広島大会)のお知らせ *開催形態は「完全オンライン」に変更(04.27)

日本熱帯生態学会大会(JASTE31広島大会)のお知らせ

日本島嶼学会会員 各位

日本島嶼学会は、熱帯生態学会と連携協定を結んでおり、相互の大会にそれぞれの学会員と同等の資格で参加・発表が可能です。
JASTE31広島大会が、2021年6月26~27日に開催されます。本大会は現地参加とオンライン参加の両方が可能なハイブリッド型開催を予定しています。

*昨今の状況を鑑み、完全オンライン開催となりました。詳細は下記ウェブサイトにてご確認ください(2021.04.27修正)


参加を希望する会員は「連携学会員」として参加登録ください。発表する場合の登録〆切は4月30日(金)17:00です。
詳しくは、以下のウエブサイトをご覧ください。

https://jaste31.hiroshima-u.ac.jp/index.html

第8回(2021年度)「日本島嶼学会賞」候補者募集について【応募〆切5月16日】

第8回(2021年度)「日本島嶼学会賞」候補者募集について【応募〆切5月16日】
2021年2月28日

第8回(2021年度)「日本島嶼学会賞」候補者募集について

日本島嶼学会賞は、1)将来島嶼学および本学会をリードして活躍することが期待される若手会員の顕彰を目的とする研究奨励賞部門、2)島嶼学の発展に多大な貢献をなした業績を有する会員を顕彰し、その栄誉を称えることを目的とする栄誉賞部門、の2部門からなります。
いずれの部門においても、自薦または他薦により推薦された者の中から選考委員会が授賞候補者を選び、理事会の議を経て決定されます。ただし、研究奨励賞部門については、授賞年度の4月1日現在45歳以下の本学会の会員を対象とし、栄誉賞部門については、年齢制限を設けません。総会において、研究奨励賞部門授賞者には賞状および副賞、栄誉賞には賞状が授与されます。受賞候補者の募集を下記の要領で行いますので、奮ってご応募ください。詳しくは、以下の応募要領をご覧ください。なお、2020年度の日本島嶼学会栄誉賞は嘉数啓会員、研究奨励賞は森隆子会員に授与されました。

日本島嶼学会 会長 可知 直毅

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日本島嶼学会賞応募要領 *PDF版の応募要領はこちら

 日本島嶼学会賞(以下、学会賞という)の応募に当たっては,この要領に従って,応募申請書に必要事項を記入し、PDFファイルにして、選考委員長あてメールに添付して提出してください。

応募資格

1)研究奨励賞部門 2021年4月1日現在45歳以下の本学会の会員
2)栄誉賞部門   2021年4月1日現在本学会の会員資格を有する者


応募〆切    2021年5月16日(日)
申請書送付先  学会賞選考委員長 小西潤子 ejkonis@gmail.com

申請書の様式は自由ですが、以下の項目を含んでください。
1)研究奨励賞部門
(1)応募年月日
(2)申請者氏名
(3)生年月日および2021年4月1日現在の年齢
(4)出産・育児・介護・その他の事由のため研究中断がある場合はその期間
(5)学位(取得年月、学位名称、取得大学・研究科名)
(6)現在の専門分野
(7)所属機関・職名(学生の方は2021年4月1日現在の学年)
(8)連絡先住所(所属あての場合は所属機関名も)・メールアドレス
(9)最終学歴
(10)応募研究課題
(11)応募研究の業績の大要(A4用紙1枚以内)
(12)今後の研究の展望(A4用紙1枚以内)
(13)応募研究の内容をもっともよく表していると考える論文・発表要旨等1篇(スキャンしたPDFファイル等で可)
(14)応募研究にかかわる業績リスト
   以下の項目に分けて記載すること
  1)学会誌「島嶼研究」に発表した論文
  2)本学会の大会での発表
  3)その他本学会の中での報告、各種活動、作品等
  4)本学会以外の学会誌等に発表した論文(著書を含む)
  5)本学会以外の学会等での発表、各種活動、作品等
(15)競争的研究費の採択状況(代表者のみ)
(16)他の学会賞等の受賞歴(学会名、受賞名、受賞年、受賞タイトル)

応募にあたっての補足
(1)「応募研究課題」 とは、研究奨励賞に応募いただく研究全体のテーマです(すでに学会等で発表された個別のタイトルではなく)。
(2)「応募研究にかかわる業績リスト」 は、本学会に関係するもの(「島嶼研究」や大会での発表など)だけでなく、応募された研究テーマに関連するものを 記載ください。応募される研究テーマと関係がないものは含めなくてけっこうです。また、既往両3年以内の研究業績を中心に評価します。
(3)「競争的研究費の採択状況」は、応募研究に関するものを記載ください。
(4)選考の過程で追加資料の提出をお願いする場合があります。

2)栄誉賞部門
(1)推薦年月日
(2)推薦者氏名
(3)連絡先住所(所属あての場合は所属機関名も)・メールアドレス
(4)島嶼学の進歩と発展に多大な貢献をなしたことを示す説明書(A4用紙1枚以内)
以上

2021年度 日本島嶼学会学会賞選考委員会

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【参考】
日本島嶼学会賞に関する規則

(2013年11月24日制定、2014年9月5日一部改定、2015年9月5日一部改定、2016年9月3日一部改定、2019年10月25日一部改定)

1. 日本島嶼学会賞は、将来島嶼学および本学会をリードして活躍することが期待される若手会員の顕彰を目的とする研究奨励賞部門と島嶼学の発展に多大な貢献をなした業績を有する会員を顕彰し、その栄誉を称えることを目的とする栄誉賞部門からなる。
2. 研究奨励賞部門は、授賞年度の4月1日現在45歳以下の本学会の会員を対象とする。栄誉賞部門については、年齢制限を設けない。
3. 日本島嶼学会賞は、以下の選考を経て選ばれた者に対して授与する。
4. 日本島嶼学会賞候補者を選考するため,日本島嶼学会賞候補者選考委員会(以下選考委員会という)を設ける。選考委員会は、理事会の合議により選ばれた本会の理事若干名で構成する。また、理事会が必要と認めた理事以外の正会員を委員に加えることができる。
5. 選考委員の任期は、通常総会の日または理事会が承認した日から翌年の通常総会の日までとするが、再任を妨げない。
6. 選考委員会は自薦または他薦により推薦された者の中から授賞候補者を選び、選考理由を付けて理事会に報告する。授賞候補者が無い場合も、その旨を理事会に報告する。
7. 研究奨励賞部門の選考に際しては、本学会等における既往両3年以内の研究業績(作品・社会活動等も含む)を中心に、将来の可能性も考慮して候補者を選出する。栄誉賞部門の選考に際しては、島嶼学の進歩と発展に多大な貢献をなした研究業績(作品・社会活動等も含む)をもとに候補者を選出する。
8. 理事会は、選考委員会が選定した候補者について審議し、授賞者を決定する。
9. 授賞は原則として毎年若干名以内とする。
10.表彰は総会において行う。
11.研究奨励賞部門の授賞者には賞状および副賞を、栄誉賞の受賞者には賞状を授与する。
12.この規則の変更には理事会の3分の2以上の同意を要する。

日本島嶼学会賞に関する細則

(2013年11月24日制定、2014年9月5日一部改定、2019年10月25日一部改定)
1.選考委員には、常任理事もしくは副会長の少なくともどちらかと、島嶼研究編集委員長を含む。
2.選考委員の選出にあたっては、学問分野や女性比率に関して配慮する。
3.選考過程において、外部から授賞候補者に関する情報を参考聴取することも可能とする。
4.選考委員長は、選考委員の互選により選出する。
5.賞状および副賞は、選考委員長が準備する。
6.賞状の書式は、選考委員会で定め理事会に報告する。
7.研究奨励賞部門の副賞は、1名につき1万円(現金)とする。
8.授賞理由は学会のホームページで公開する。
9.この細則の変更には理事会の2分の1以上の同意を要する。

VOL. 22, NO. 1 (FEBRUARY, 2021)

【Special Article】
Medical Care in Tokyo Remote Islands: Elucidating its Past, Present, and Future II. Issues Shared with Island Medical Institutions
KOYAMA Shigeru

Movement of Bivalves (Anadara spp.) from Fishing Grounds onto Land in the Fiji Islands
KAWAI Kei, NISHIMURA Satoru, TORII Takashi, OGAWA Ryoichi, COKANASIGA Api, VEITAYAKI Joeli

Use of Capsicum Peppers in Micronesia: A Case Study in the Yap Islands and Mili Atoll
YAMAMOTO Sota

Cultural Words for Coconut in the Tuvaluan Language: The Reflection of the People’s Life in the Language
TACHIBANA Hiroshi

【Research Notes】
A Graphical Visualization on the Spatiotemporal Dynamics of Industrial Composition in Islands
OHONISHI Shuhei, SEKI Izumi

Rethinking Insularity: An Anthropological PerspectiveIndustrial Composition in Islands
OGATA Hiromi

The World Natural Heritage Site as Anomaly: A Note on the Case of Amami-Okinawa from the Viewpoint of Tourism Risk Study
YOSHIDA Takeya

【Notes】

VOL. 21, NO. 2 (AUGUST, 2020)

【Special Article】
Medical Care in Tokyo Remote Islands: Elucidating its Past, Present, and Future I. Overview and Emergency Care
KOYAMA Shigeru

【Articles】
Groundwater and Island Promotion: Resource Management in Response to Tourism Development in Miyakojima Island, Okinawa
KURONUMA Yoshihiro

Status and Prospects of Tuna Aquaculture in the Republic of Malta
TORII Takashi

【Research Note】
River Water Quality and Basin Environment on Islands in Nagasaki Prefecture: Mainly in Tsushima, Iki and Hirado Islands
YAMAKI Go, KODERA Koji

【Book Reviews】

【Notes】

VOL. 21, NO. 1 (FEBRUARY, 2020)

【Articles】
Simple Simulation Model: Successful Water Borne Dispersal in Terrestrial Spiders to Reach Lake Islands.
HAYASHI Morito

Le Statut Particulier et l’Autonomie des «Régions Insulaires» Françaises dans le Cadre de «l’Insularité Européenne»: Le Cas du Processus de Réforme de la Collectivité Territoriale de Corse.
HASEGAWA Hideki

Transition of Mangrove Utilization Involved in the Social Situation in Iriomote Island: Case of Resource Management through Utilization.
FUCHIGAMI Yukari, UWASU Michinori, ISHIMARU Kanae, FUCHIGAMI Yuki, TANIGUCHI Shingo

Individuals with Incomplete Basic Education on Japanese Islands: Using District-Level Data from the Population Census.
USUI Takehiro

【Research Notes】
Making Textile in Kohama, Yaeyama.
ITO Yukari

Analysis of Tourism Characteristics and Geographical Locations for Cultural Resources in Island Regions of Nagasaki Prefecture.
TAKAHASHI Kantaro

【Book Reviews】

【Notes】

VOL. 20, NO. 1 (FEBRUARY, 2019) *SPECIAL ISSUE FOR THE 20TH ANNIVERSARY OF THE JAPAN SOCIETY OF ISLAND STUDIES

【Round Table Talk】
KAKAZU Hiroshi, SUZUKI Yuji, NAGASHIMA Shunsuke and NAKAMATA Hitoshi

【Special Articles】
The Course of the Development of Islands in Japan.
SUZUKI Yuji

Becoming a Public Health Nurse in an Island.
AOKI Sagiri

What “the 50th Anniversary of the Reversion” of the Oagsawara Means: History of Chichi Jima and Iwo Jima since 1968.
MASAKI Sho

An Introduction to Nissology (9): A Study of Methodology on Nissology.
KAKAZU Hiroshi

【Articles】
Quantitative Analysis of the Effect of Geo-resources to Attract Travelers in Oki islands: Travelers Segments Identified by Latent Class Analysis and its Characteristics.
KOYASU Rieko, AKAZAWA Katsuhiro

Efforts to Revitalize an Endangered Language in Amami Okinoerabu Island.
YOKOYAMA Akiko

A Study on Regional Higher Education and Development in the Pacific Island Countries: The University of South Pacific as a Case Study.
HIGASHIHIRA Fukumi

【Book Review】

【Notes】