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「第8回日本学術振興会育志賞」学会推薦候補者募集のお知らせ

日本島嶼学会では、「第8回(平成29年度)日本学術振興会育志賞」の学会推薦候補者(1名)を募集します。

自薦・他薦を問わず、該当する院生の会員をご存知でしたら事務局まで御一報くださいますよう。
なお、メール件名の冒頭に[育志賞]とお入れくださいますようお願いいたします。
【期限】 2017年5月7日(日)

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*育志賞の対象者は以下の通りです。詳細は【育志賞ホームページ】にて御確認ください。

「平成29年4月1日現在34歳未満であり、次の①又は②に該当する者であって、平成29年5月1日において我が国の大学院博士後期課程に(医学、歯学、薬学又は獣医学を履修する4年制の博士課程を含む)に在学している下記のいずれかの条件を満たす者

① 大学院における学業成績が優秀であり、豊かな人間性を備え、意欲的かつ主体的に勉学及び研究活動に取り組んでいる大学院生であって、当該大学長から推薦された者
② ①に該当する大学院生であるとして所属する学会長から推薦された者。」

なお、海外からの留学生で大学院博士後期課程に在学する者についても推薦可能です。

【日本学術振興会 育志賞ホームページ】
URL  http://www.jsps.go.jp/j-ikushi-prize/index.html
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日本熱帯生態学会との連携について

本会の会員は、日本熱帯生態学会(JASTE)の連携学会会員として、2017年6月18日〜21日に奄美市で開催される第27回日本熱帯生態学会年次大会に、JASTE会員と同等の条件で発表・参加できることになりました。奄美大島に限らず島嶼学会員ならではの研究発表が期待されています。

研究発表する場合の
参加申し込み〆切は、2017年4月28日(金)17 時です。
講演要旨提出〆切は、 5 月 12 日(金)12 時必着です。

詳しくは、JASTE27のホームページ(http://cpi.kagoshima-u.ac.jp/jaste27/)でご確認ください。

第18-1号(2017年2月発行)

【論説】
・戦後期南西諸島における爆薬漁―八重山諸島の事例―(飯田 卓)
・小笠原返還交渉史のなかの沖縄返還交渉(真崎 翔)
・奄美大島におけるエコツーリズムの受容プロセス(宋 多情

【研究ノート】
・島嶼学ことはじめ(五)―島嶼社会のネットワーク: 琉球列島を事例にして―(嘉数 啓)
・鹿児島県島嶼地域自治体の総合戦略におけるエコツーリズムと 担い手としてのコミュニティビジネス(萩野 誠)

【資料】
・「離島の観光 -観光客数・宿泊客数・サービス業就業者数の推移を中心として-」(奥野一生)

【書評】
・植松明石監修, 民俗文化研究所奄美班編『奄美の人・くらし・文化―フィールドワークの実践と継続―』論創社, 2016年・瀬戸内町教育委員会編『加計呂麻島 昭和37年/1962―ヨーゼフ・クライナー撮影写真集—』南方新社, 2016年(須山 聡)

写真展『世界遺産ナンマトル―太平洋の巨石文化の痕跡を求めて―』

関西外国語大学・NPO法人パシフィカ・ルネサンスの主催による写真展『世界遺産ナンマトル―太平洋の巨石文化の痕跡を求めて―』が開催中です。詳細は下記URLをご覧ください。
http://tomoishi1976.web.fc2.com/nanmadol.html

趣 旨:ミクロネシア連邦ポーンペイ島にあるナンマトル(ナン・マドール)遺跡は、2016年7月にユネスコ世界遺産に登録されました。この遺跡は、巨大な玄武岩などを用いて構築された大小90以上の人工の島からなる、壮大な古代の巨石文明の痕跡であり、「太平洋のベニス」と呼ばれることもあります。しかしその実態の多くは未解明のままです。このたびは、ナンマトル遺跡の世界遺産登録を記念し、これまでこの遺跡の調査や保存に携わってきた日本人の研究者たちによって撮影されてきた写真を展示することとなりました。遺跡のありのままをとらえた写真をご覧いただき、みなさまにも古代の巨石文明の謎 に触れていただきたいと思います。

会 期:
【関西会場】2017年1月31日(火)~2月5日(日)
      11:00~18:00 (最終日は17:00まで)
【関東会場】2017年2月7日(火)~2月12日(日)
      12:00~18:00
会 場:
【関西会場】ナラマチギャラリー2016
      奈良市公納堂12番地 ならまち工房III
      http://www.nakki.info/ナラマチギャラリー2016/
      「近鉄奈良」駅から徒歩15分、JR「奈良」駅から徒歩20分
      天理行きバス「福智院町」バス停下車徒歩2分
【関東会場】HAGISO
      http://hagiso.jp/about/
      東京都台東区谷中3?10?25
      JR山手線「日暮里」駅北改札西口より徒歩5分
      地下鉄千代田線「千駄木」駅2番出口より徒歩5分

入場料:無料
主催:関西外国語大学・NPO法人パシフィカ・ルネサンス

※なお本写真展は、日本学術振興会科学研究費・基盤研究B(海外学術)「ミクロネシアにおける巨石文化の成立と社会複雑化のプロセスを探る考古学的研究」(研究代表者:片岡修課題番号25300042)による研究成果の公開の一環として実施されます。

シンポジウム「領土・領海と島嶼」(2017.02.21東京大学海洋アライアンスイニシャチブ)

2017年2月21日に、シンポジウム「領土・領海と島嶼」(東京大学 海洋アライアンスイニシャチブ「小島嶼国研究会」主催)が開催されます。
本学会の高江洲昌哉会員が登壇予定です。

日時:2017年2月21日(火) 13:30~
場所:東京大学理学部小柴ホール
事前申し込み不要

詳細はポスターをご覧ください。
ポスター(PDF)

第3回日本島嶼学会研究奨励賞報告

 研究奨励賞授賞候補者選考委員会は、推薦のあった6名の候補者の研究業績について慎重に審査し、下記のとおり授賞候補者1名を選考しました。その結果をふまえ、理事会において、鳥居享司会員に第3回日本島嶼学会研究奨励賞を授与することを決定し、2016年9月3日の大崎上島大会での授賞式において、中俣会長より賞状と副賞を授与しました。

研究奨励賞授賞候補者選考委員会
委員長 可知 直毅
                 
【研究奨励賞授賞者】
・鳥居享司 会員 (鹿児島大学水産学部 准教授)
    
【選考委員】
・委員長  可知直毅(副会長)
・委員   小西潤子(副会長)
・委員   須山 聡(理事/島嶼研究編集委員長)
・委員   村上和弘(理事)

【選考経過】
3月13日      学会HPにて応募要領公示
3月15日      ニュースレターに応募要領掲載
3月13日〜5月22日 推薦受付
5月23日〜6月8日 選考委員会にて授賞候補者選考
6月10日〜6月16日 理事会MLにて授賞候補者の予備審議
6月17日      授賞予定者に内報
9月2日       理事会で授賞者を正式決定
9月3日       大崎上島大会において授賞式

【授賞理由】
 国内外の離島における水産業振興に向けた経済学的研究であり、離島が抱える現実的な諸問題を解決する礎となると期待できる。従来の地域産業振興政策が、生産サイドからのアプローチに偏っていたのに対し、市場との関係性を重視した「市場適応型モデル」の構築を目指し、政策的提言を視野に入れている点に独創性がある。離島振興に直結する実践的意義と研究射程の広さ、そして活発な研究活動の2点が高く評価される。今後、島嶼学と本学会をリードする研究者として、離島振興に果たす行政、漁協、漁業者などの役割や機能についての研究と考察に基づいた、研究成果の現場への還元にも期待する。

第17-2号(2016年8月発行)

【論説】
・「三島村・鬼界カルデラジオパークにおけるジオツーリズムの取り組み」(深見 聡)
・「離島架橋に伴う島嶼市場の経済学的考察-架橋後に失われた市場からの回帰を考える-」(黒沼善博)

【研究ノート】
・「島嶼学ことはじめ(四)―持続可能『島嶼型』技術を求めて―」(嘉数 啓)

2016年次大会(広島県・大崎上島)大会日程

「2016年次 日本島嶼学会大崎上島大会」の大会日程(タイムテーブル)を掲載いたします。下記からダウンロードください。
*今後、変更が生じる可能性もあります。ご留意ください。
2016日本島嶼学会日程(pdf)

なお、大崎上島および近隣の方は、基調講演・研究発表(ともに9月3日)を無料で聴講いただけます。
・事前申し込みは不要です。当日、受付までお申し出ください。
・要旨集等を御所望の場合は、別途、資料代を申し受けます。