会員のみなさま
2025.01.12に、小笠原の絶滅危惧種であるオガサワラカワラヒワの保全計画作りに関するワークショップ(第2回、オンライン)が開かれます。
日本島嶼学会は同ワークショップを後援しています。
ワークショップの詳細については以下のHPをご覧ください。
会員のみなさま
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第11回日本島嶼学会賞選考結果について
日本島嶼学会賞選考委員会は,標記学会賞に推薦のありました応募者について,提出書類をもとに慎重に選考し,研究奨励賞部門1名,栄誉賞部門1名を授賞候補者として推薦いたしましたところ,下記のとおり授賞することが理事会(2024年8月30日)にて承認されました。
日本島嶼学会賞選考委員会
委員長 藤田 陽子
【研究奨励賞部門授賞者】
記
氏 名:松村悠子氏(大阪大学COデザインセンター・特任講師(常勤))
授賞理由: 授賞候補者は,島嶼における喫緊の課題であるエネルギー問題を継続的に研究し,その成果をもとに政策提案・社会実装にも意欲的に取り組む姿勢は実践志向型研究を重視する本学会として高く評価できる。学際的視点から研究することを心掛け,それを離島振興の枠組みから主題化したうえで政策提言や社会実装を試みるという島嶼研究者としての方向性が明確であることから,将来的に島嶼地域の発展に学術・実践の両面から貢献することが大いに期待できる。
本学会における活動については,現時点で『島嶼研究』掲載論文はないが,大会での研究発表を継続的かつ精力的に行っており,なお一層の発展の可能性を十分に有していると認められる。
以上の理由により,日本島嶼学会研究奨励賞を授与するに相応しいと判断した。
そのうえで,今後の研究の発展に向けた選考委員会からの指摘について記しておく。応募に際して「応募研究の内容をもっともよく表していると考える論文・発表要旨等」として提出された論文に関しては,現地調査の成果を丁寧にまとめているものの,学術的な理論や方法論の裏付けがやや不十分であることが指摘された。島嶼にとって重要な研究課題であるがゆえに,今後は学術的な質の向上にも取り組みながら,その成果を実践にも活かしていただきたい。また,島嶼研究を継続していくにあたり,学会誌『島嶼研究』への精力的な投稿を奨励したい。
【栄誉賞部門授賞者】
氏 名:長嶋俊介氏(鹿児島大学名誉教授)
授賞理由: 日本における島嶼学黎明期から現在に至るまでの長きにわたり,質・量ともに優れた多くの研究成果を世に送り出すとともに,島をありのままに捉える,従来のディシプリンにとどまらない包括的かつ総合的な分野としての「島嶼学」の確立に挑み続けてこられた。一方で,「島での」・「島の」・「島のための」活動を通して,学術と社会との協働を実践しながら島々の多種多様な問題の解決に尽力されてきた。
本学会においては発起人の一人としてその設立を実現し,2013年からは第5代会長を務められるなど,常に先頭に立って学会の発展を目指す活動を牽引してこられた。
学術研究および社会実践における比類なき実績と,島嶼学ならびに本学会への多大なる貢献を称え,日本島嶼学会栄誉賞を授与することとした。
【選考委員会委員】
委員長 藤田陽子(理事)
委 員 鳥居享司(副会長)
委 員 山本宗立(理事,『島嶼研究』編集委員長)
委 員 高橋美野梨(理事)
【選考経過】
2024年3月9日(土) 2023年度第4回理事会にて応募要領決定
2024年3月11日(月)学会HPにて応募要領公示(公募開始)
2024年3月25日(月)ニュースレターNo.75に応募要領掲載
2024年5月15日(日)応募書類提出期限
2024年5月16日(木)~30日(木)選考委員会による一次審査
2024年6月10日(月)選考委員会開催,理事会への授賞候補者の推薦決定
2024年6月24日(月)~7月3日(水)
理事会(メール回議)にて授賞候補者の予備審議を行い,選考結果の承認および授賞候補者内定
同日,授賞候補者に選考結果を内報
2024年8月30日(金) 理事会にて授賞者を正式決定
2024年8月31日(土) 熊本大会において授賞式
以上
第25-2号(2024年9月刊行)
【論説】
鹿児島県大和村立大和小中学校におけるアマミノクロウサギ飼育の実践例 (平城 達哉, 新村 篤, 須山 聡)
【研究ノート】
沖永良部島の伝統食と食材―効能の薬化学・薬理学― (鷲山 真紀子)
【資料】
国内有人離島における高校通学可否の特定とその規定要因の分析 (本谷 佳保, 加藤 博和)
【書評】
高木 彰彦著 『国境の島々のダイナミクス―インバウンド観光をめぐる九州・沖縄のポジショナリティ・シフト―』 古今書院,2023年.(須山 聡)
山本 竜也著 『地方史のつむぎ方―北海道を中心に―』尚学社,2024年.(高江洲 昌哉)
須山 聡著 『奄美雑話―地理学の目で群島を見る―』海青社,2024年.(高橋 美野梨)
黒沼 善博著 『宮古島経済学』PUBFAN,2024年.(前畑 明美)
大会参加予定の皆様
台風10号の影響により、発表者のキャンセルがあったため、31日(土)の大会開始を13:00からとします。お弁当を申し込まれた方は、12:00~お越しください。なお、暫定的なスケジュールは、添付ファイルの通りです。日本島嶼学会 実行委員会事務局
日本島嶼学会・熊本大会についてご連絡いたします。
熊本大会は、現在のところ予定通り決行とします(エクスカーションも決行)。
なお、総会不参加の方でまだご対応いただいていない方は、委任状・議決行使書の提出をお願いします。
委任状・議決行使書の様式はこちら(docx)。
会員のみなさま、大会参加予定の皆様
08/31開催予定の「総会資料」および「委任状」を掲載いたします。委任状については、期限にかかわらず御提出にご協力下さい。
総会資料はこちら(docx)
委任状はこちら(docx)
*委任状の提出先は tousho.kumamoto2024@gmail.com
2024年次熊本大会の「要旨集」を掲載しました。以下からダウンロード下さい。
会員のみなさま
日本島嶼学会2024年次「熊本大会」の参加案内および各種様式を掲載いたします。下記の「大会告知」を御覧の上、案内に従ってお申し込み下さい。
*(08/25追加)要旨集を掲載しました。詳細はこちら(PDF)。
*(08/08追加)大会会場・エクスカーション集合場所へのアクセス等はこちら(PDF)を御参照ください。
*大会期間中に総会を開催いたします。総会資料・委任状等はこちらです。委任状については期限にかかわらず提出にご協力下さいますよう。
*当初掲載分から、東海大学・阿蘇くまもと臨空キャンパスの住所を修正しました(05/23修正)
大会告知(docx) *NL75号掲載分から、「臨空キャンパス」の住所を修正しました。
以下、参考に「大会告知(docx)」の内容を転記いたします。
—————————–
2024年次日本島嶼学会「熊本大会」大会告知
1.大会のテーマ
架橋問題を天草から考える:1966年天草五橋開通から58年
2.開催期間
2024年8月30日(金)から9月2日(月)
第1日 午後:理事会
第2日 午前:開会式、シンポジウム、午後:研究発表、総会、懇親会
第3日 午前:島の医療を考える研究会、午後:一般報告
第4日 エクスカーション
3.開催場所
第1・2日:東海大学・阿蘇くまもと臨空キャンパス(熊本県上益城郡益城町杉堂871-12)
第3日:東海大学・熊本キャンパス(熊本県熊本市東区渡鹿9-1-1)
第4日:プログラム参照
4.問い合わせ先
参加・発表申し込みに関する質問等:日本島嶼学会熊本大会2024
tousho.kumamoto2024@gmail.com
5.実施組織
実行委員長:木之内均(東海大学熊本キャンパス長)
企画担当:萩野誠(東海大学)
事務局:河合渓(鹿児島大学)、西村知(東海大学)、大塚靖(鹿児島大学)、山本宗立(鹿児島大学)、
鳥居享司(鹿児島大学)
6.プログラム
8月30日(金) 会場:東海大学・阿蘇くまもと臨空キャンパス
15:00 熊本空港集合(会長、副会長、理事):スクールバスで移動
15:30 熊本地震震災ミュージアム(旧:東海大学阿蘇キャンパス)にて理事による献花
阿蘇郡南阿蘇村河陽5435(熊本空港より車で30分)
16:00 臨空キャンパスへ移動
16:30 東海大学阿蘇くまもと臨空キャンパスにて理事会
熊本県上益城郡益城町杉堂871-12(熊本空港より車で30分)
18:00 会場設営
8月31日(土) 会場:東海大学・阿蘇くまもと臨空キャンパス
10:30 ~ 10:40開会式
会長挨拶:小西潤子(沖縄県立芸術大学)
実行委員長挨拶:木之内均(東海大学熊本キャンパス長)
10:40 ~ 12:30
基調講演・シンポジウム 架橋問題を天草から考える:1966年天草五橋開通から58年
萩野誠(東海大学)、上天草市
12:30 ~ 13:30 昼休憩
13:30 ~ 17:00 一般報告
17:00 ~ 18:00 総会
18:10 ~ 20:30 懇親会、(スクールバスで豊肥線大津駅まで)
9月1日(日) 会場:東海大学・熊本キャンパス
10:00 ~ 12:00 島の医療を考える研究会(一般報告数が多い場合は一般報告と並行)
12:00 ~ 13:00 昼休憩
13:00 ~ 17:00 一般報告
9月2日(月) エクスカーション
10:00 ~ 14:30 JR三角駅集合(チャーター船による上天草巡検を予定)
魅力一杯エクスカーション
上天草6橋をチャーター船から眺めるとともに、「湯島」に上陸します。湯島は寛永14年から15年に起こった天草・島原の戦いで重要な位置を占めました。当時のキリシタン信徒のリーダーたちが島に集まり、作戦を話し合ったことから、別名「談合島」と呼ばれています(shimadasuより)。
昼食は天草の海の幸三昧。旬魚をたらふく味わいながら、天草をお楽しみください。
7.参加申し込みおよび参加費支払い方法
1)参加申込
申込期限:6月28日(金)
申し込み方法:5月20日(月)以降に学会HPより大会HPへアクセスし、操作してください。
2)発表申込
申込期限:6月28日(金)
申し込み方法:5月20日(月)以降に学会HPより大会HPへアクセスし、操作してください。
3)参加費等の支払い
納入期限:7月12日(金)
納入方法:5月20日(月)以降に学会HPより大会HPへアクセスし、操作してください。
大会参加費(要旨集含む)3,000円(学生:1,500円)
弁当(8月31日のみ)1,000円
懇親会 5,000円
エクスカーション 6,000円
8.宿泊の手配
宿泊は各自でご手配ください。
9.集合・解散
現地集合・現地解散になります。
10.車で会場へ来られる方へ
阿蘇くまもと臨空キャンパス、熊本キャンパスともに、キャンパス内の案内に従って一般駐車場へ駐車してください。守衛さんへ学会参加である旨を伝えてください。
(2024年次大会事務局 鳥居享司)
第7回 島の医療を考える研究会」(9/1ハイブリッド開催)
この研究会は、島の医療体制づくりという日本の島々の長年の命題に応えるため、島の医療に関する知見を集めることを目的として2019年1月より活動を開始いたしました。今回は熊本県の東海大学で開催し、島の医療について現場の視点から活発に議論してまいります。Zoomでのご参加も可能です。ご案内の詳細はPDFを御覧ください(ご案内PDF)。
日時:9月1日(日)10:00~12:00
会場:東海大学熊本キャンパス 日本島嶼学会熊本大会会場内
第1部
講師:上天草総合病院院長 脇田富雄先生
テーマ:「上天草地域における医療問題:医療格差の現状」
第2部
講師:鹿児島県立大島病院麻酔科部長 大木 浩先生
テーマ:「島嶼における輸血供給体制の悪化について」
※質疑応答を予定しています。
大会参加予定の皆様
大会会場へのアクセス(スクールバス等)、およびエクスカーション待ち合わせ場所への情報等はこちら(PDF)をご参照ください。
会員のみなさま
日本島嶼学会理事会は、選考委員会の審査結果を受けて、下記1件を「2024年度日本島嶼学会研究助成」の採択候補といたしましたのでお知らせいたします(7月13日付け、理事会持ち回りにて承認)。
【応募者氏名(所属・職)】 堀本 雅章 (法政大学・沖縄文化研究所)
【研究課題名】沖縄県竹富町鳩間島における観光の特色と住民意識
【経費要求額】 10万円
【採択理由(案)】
長年の調査研究の延長線上に位置づけられる計画であり,手堅く堅実な手法に基づき,実現性が高いと評価できる。小島嶼が抱える諸問題を的確に捉えており,架橋を念頭に置くなど,島嶼学としての意義を体現している。住民の日常生活と観光の両面を等価に俯瞰している点も重要な観点である。
以上を総合的に判断して,本研究を助成対象として採択する。
【選考委員】
・委員長 須山 聡(副会長)
・委員 村上 和弘(理事)
・委員 山本 宗立(理事)
・委員 可知 直毅(参与)
【選考経過(予定を含む)】
3月 1日 学会HPにて応募要領公示(公募開始)
5月 15日 応募書類提出期限→5月31日まで延長
6月 16日 オンライン会議による選考
7月 3日 理事会に答申(メールによる持ち回り)
7月 13日 理事会にて選考結果の承認(メールによる持ち回り)
8月 30日 理事会正式承認
8月 31日 年次大会総会において選考結果の報告
以上